お仏壇の種類と価格

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種類(デザイン)による仏壇の分類

仏壇を種類(デザイン) で大きく分けると、伝統的な形式で作られた「金仏壇」、「唐木仏壇」、そして現代的な洋間に合うように造られた「モード(家具調)仏壇」の3つになります。

一般に、浄土真宗は金仏壇を、その他の宗派では唐木仏壇を使います。

唐木仏壇は、黒檀や紫檀などの美しい木目を生かした、落ち着きのある雰囲気の仏壇です。
唐木仏壇の値段は、材料として使われている木材の種類が大きく影響します。また、加工方法には、紫檀や黒檀などの板を桜材と張り合わせた「厚板貼り」、紫檀や黒檀の薄い板を張った「薄板貼り」、桜材そのものを樹脂加工した「桜仕上げ」があり、それぞれに高級~普及品があります。

唐木仏壇

金仏壇は正式には「漆塗金仏壇」と呼ばれ、黒の漆塗りと金箔が施された仏壇です。
内部の装飾は複雑な細工がなされ、荘厳な雰囲気を持っています。
金仏壇は、使われている金箔の質と量、塗られた漆の厚さ、そして細工のたくみさによって値段が変わってきます。
漆は塗った回数が多いほど耐久性が増します。

金仏壇

モード(家具調)仏壇は、伝統的な仏壇の形式やデザインにこだわらずに、現代的なインテリアに似合うように造られた仏壇の総称で、決まった形式はありません。
和風(和モダン)なデザインのものもあれば、洋風(洋モダン、洋アンティーク)なデザインのものもあります。

モード(家具調)仏壇

型によるお仏壇の分類

仏壇は「型」によって「台付型」と「上置型」の2つ分けることができます。

「台付型」のお仏壇は、そのまま床や畳に置いてお祀りします。
「台付型」は、座って礼拝しやすい高さに設計されています。

台付型

「台付型」

一方、「上置型」は、家具や地袋などの上に置いてお祀りします。
中でも、地袋付きの仏間に置く仏壇は、「地袋型(地袋付仏間用)」と呼びます。
「上置型」は、「ミニ仏壇」、「小型仏壇」と呼ばれることもあります。
「上置型」はタンスなどの上にも置けるので、あまりスペースのない家庭には適しています。

地袋型

「地袋型」


上置型

「上置型」

どの型にも、金仏壇、唐木仏壇、モード(家具調)仏壇の種類があります。
また、それぞれの型に大きさの違いがありますので、お仏壇を置く部屋の大きさや、置く場所の寸法に合った大きさのお仏壇を選びましょう。

価格の目安

お仏壇は代々伝えられていくものですので、予算を許す限り良いものを選ぶのが良いでしょう。